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サーマクールの痛み
初代の「サーマクール」は、リフトアップの効果も高かったですが、痛みもかなり強いものでした。
第2世代の「サーマクールNXT」(サマークールネクスト)が実際の所、機能はあまり変わりませんでしたが
照射方法を変えることによって、痛みを軽減させました。
照射方法は、以前は強い出力で1回(1パス)しか照射しませんでしたが弱い出力で5回に分けてあてることことです(5パス)。
つまりお顔全体であれば、3.0cm×3.0cmのマスを1発照射し、それを顔全体で80発にあてることになります(1周)。
それを5回くり返す、つまり5周行うことになります(5パス)。これの照射方法をマルチプルパスといいます。マルチプルパスの照射方法の導入により、従来に比べてが痛みは減少しました。
第三世代の「サーマクールCPT」の登場により、大幅に痛みが激減しました。当院の感想としては70~80%の減少だと思います。患者様には、以前と比べてほとんど痛くないとよく言われます。
痛みが大幅に減少した理由は、バイブレーション機能により、照射チップの先端が高速に振動し、高周波エネルギーによる熱さや痛みがほぼなくなりました。
実際のところは、高速振動で、熱さや痛みが誤魔化されている感じです。
当院では、効果を出すために一般的なクリニックより高出力で行っていたため、痛みが強いのが実情でした。
当院の痛みを抑える工夫として、高濃度の麻酔クリームを使用しています。
通常の麻酔クリームは2%ですが当院では、調剤薬局に特注することによって15%の高濃度麻酔クリームを使用しています。
またそれでも痛みを訴える場合は、注射による局所麻酔を使用しています。その他、神経の根元に打つことによって特定の領域を無痛にする「神経ブロック」も行っています。
ただ、第三世代の「サーマクールCPT」の登場により、高濃度麻酔クリームで十分問題ないと思います。
高濃度麻酔クリームなしでも出力を下げれば無痛でできると思いますが、当院の方針として、
その他、冷却保護システムがもともと備わっており、照射ごとに−26℃の冷却ガスがチップに噴射され、
表皮が熱傷を起こさないよう表面も冷却され、さらに痛みも軽減されるようになりました。